1000円コース「恋愛映画で胸キュンを補充せよ」：恋愛感度を高めよう！

恋愛って「しよう！」と思ってできるものでは無いのですが、「したくない！」「どうでもいい…」と思うとできなくなる。何しろ自分の中にある「あの人いいな」という感情まで、育たないように自分で埋め立ててしまう。

逆に「○○さんっていいな」と想ってくれている男子がいたとしても、周りに落ちている“恋の種”に気がつかず、うっかり踏んづけてしまったり、人にあげてしまったり。

でも「恋愛？特にがっついてないけれど、いつでもかかってらっしゃい」ぐらいの心の柔らかさがあれば、会うべき人に出会った時、きちんと“恋の花”が咲くと思うのです。

この映画を観た女子と話をすると必ず盛り上がるのが「あんな結婚式したい～」と「あんな告白されたいっ！」の2点。告白シーンはいくつかあるので、それぞれのお好みで（個人的にはキーラ・ナイトレイに告白する彼に、一票）
19人の男女（+男男）が紡ぐ出会い、告白、別れ、嫉妬、あきらめ……「恋愛」の色んな側面を見せつけられても、最後には「誰かを好きでいたい」と思える一本です。

これは恋愛したい！と言う人より、もはや倦怠期どっぷり、目に付くのは相手の欠点ばかり、だからと言って１人になるのはイヤ……という長い春＆既婚女子におすすめ。倦怠期～ケンカの末に別れた男性が、自分の恋の記憶を消し始めて気がつく、「絶対に消したくない記憶」。それはバカップル満開期のデートや、彼女の言葉や、思い出の場所、そして好きだった彼女の姿。

SFがかった不思議な映画ながら、どんなにトキメかなくなった相手とも「恋の始まり」というキラキラがあったことを思い出させてくれます。
さて、あなたの「絶対に消したくない、彼との記憶」は何ですか？

人はこうして、１つずつ丁寧に人を好きになっていくんだなぁと、見せつけられる。そしてゆるやかに恋が壊れる時の、嫌な空気を思い出す。そして最終的に「重い」恋愛から裸足で逃げ出すダメ男子・妻夫木を蹴り飛ばしたくなる。

特に１０代後半～２０代前半女子にお勧めしたい一本。
そして、若いころに男に転がり込まれた経験のある、すべてのひとり暮らし女子に。
生々しい痛みに、胸がぎゅっと絞られるはずです。
余談ながら、映画館で隣の彼氏を構わず号泣していた女子がいました。おそらく、彼女が思い出していたのは「前の恋」なんだと思います。