「LOVERS」
【女子力向上委員会・会員レビュー】
「LOVERS」 2004年 中国
最近、女子力がグングン上がってきている話題の女優さんのなかで日本人にもなじみやすいのはアジアン・ビューテイーの代名詞でもあるチャン・ツィーではないでしょうか??
「SAYURI」という日本が舞台の映画にも出るわ、CMはパンパン流れるわでご存知の方も多いはず。ニコール・キッドマンやアンジェリーナ・ジョリーのようになるのは難しくても、同じモンゴル民族(笑)ならなんとか近づくことはできないかなぁ・・・??ってことでチャン・ツィー主演の映画「LOVERS」を女子力UPの研究材料としてもう一度見直しました♪
すでに観た人も多いかと思うけれど、簡単に説明するとチャン・ツィーは遊郭の踊り子。盲目だがすばらしい踊り子♪で、金城武とアンディ・ラウと三角関係に陥るワイヤーアクション満載のラブストーリー。
これだけじゃわからないって??
いやいや、そこは観て物語を楽しんでください。
さてとにかく「女子力視点」でヒロインをチェック!
遊郭にいる割には極端な肌の露出は少なく、ラブシーンにしても胸の谷間は見えないこの映画。脚も一度も露出は無い(ずっとパンツ姿)。なのに、色っぽいたらありゃしない。
で、観察してみてわかったことが何点か・・・
唐の時代の話なので、ヒロインの髪型は黒髪をひっつめたアップ。すると細~く白い首が襟元からチラチラ見える。衣装によっては肩や胸元(谷間までは見えない)を控えめに出す。
白く滑らかな肌にひっつめた黒髪はツヤツヤ。
このコントラストにくらくらするオヤジな私(笑)
長袖、長いパンツ姿で肌を見せていないから、見える部分が限定される。そのせいで「きっと見えていないところの肌も白く、スベスベなんだろうな・・・」と妄想を膨らますやっぱりオヤジな私。(アクションも満載なので実際は青アザとか擦り傷もあるだろうけど)
踊りとアクションがある映画はたくさんあるけれど、観てて思ったのは当たり前ながらヒロインの姿勢のよさと指先&足先まで神経が行き届いてる美しさ。
盲目という設定なので何かを探したりするシーンは別として、棒を使ってのアクションの時も指先はキチンと揃えられ、凛としている。その美しさ。
蹴りのシーンでも足先までピーンとまっすぐ。背筋はどんな時も(追ってから逃げる時も)まっすぐ伸びてすがすがしい感じ。
さらに特筆すべきなのは体の柔軟性。
踊りのシーンでは肩から腕や体に流れるように動き、女性っぽさをアピール。
いくら「背筋がピンと張っている」のがいいとは言っても、直線的に動くとどうしても男性的に見えてしまう。姿勢はよく、かつ柔らかく動ける。これは“体の柔軟性”が優れているからだろうなぁ。
前に劇団にいた友人は「俳優は体を使って感情を表現するから体が柔らかくないと細かい感情表現ができない」と言っていた。
じゃぁ、逆にいえば体が柔らかいと感情が豊かになるのかしら???柔らかい表情を浮かべる・・・とか言うしなぁ。
「きっと、そうなんだ!」と一人で納得する私。
骨格からの顔や体格の美しさは変えられないけれど、見せるポイントや見せ方、気配りで「綺麗な女性」に見せることができると学んだ妄想犬でした。
寒くて縮こまってる女子に、オススメの映画です♪
〔レビュアー〕妄想犬 / 運営Blog「恋と女力」
「フォーチュン・クッキー」
「フォーチュン・クッキー」 2003年 アメリカ
「母親みたいな体型と顔に今すぐなりたい!」と思う女子は、稀だと思います。入れ替わったと想像して御覧なさい。私は速攻、服を一式買い換えます。化粧のやり方を変えます(でもウチの母親はわりと女子力高いんだよな)。そしてこの映画は「オカンと中身が入れ替わってしまった17歳のロック娘」が主人公なのです。
母親役はジェイミー・リー・カーティス。バリキャリかつ落ち着いた感じのシングル・マザー。再婚相手とは結婚目前。そして反抗期の娘はロックバンドのギタリストで、母親が眉をひそめるような肌見せファッションを愛好しています。
これが「フォーチュン・クッキー」を食べて中身が入れ替わるという見飽きたネタながら“女子カルチャーギャップ”が面白い。娘がなってしまった母親の姿にキレてカードで服を買いまくり、イメチェンを勝手にして「あんた何それ!」と怒られる。母親は娘の服装が気に入らなくてダサファッションで学校に行っちゃう。笑えます。
最後はディズニー制作らしく安心して観られるハッピーエンド。女子として「母親と入れ替わったら」または「娘と入れ替わったら」と想像しながら観ると楽しさ倍増です。
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